基礎知識 3

防除機器

噴霧機(残留噴霧処理、直接噴霧処理、局所処理)

a

全自動噴霧器

1回の加圧作業で、タンク内いっぱいまで加圧できます。
レバーコック式が一般的であり、タンク内の圧力がなくなるまでは、噴霧し続けることが可能です。
(現在、業務用、一般用の噴霧器はほとんどがこのタイプとなっております。)

b

半自動噴霧器

タンク内での蓄圧ができないため、数回の噴霧毎に加圧作業が必要です。
加圧により、噴霧量を調整することが可能です。
(園芸用、農機具の噴霧器で用いられることが多いです。)

ミスト機

電力を動力源とし、モーターブロアを搭載し、風圧を利用し薬剤を噴霧します。
細霧ノズルを搭載しており、細かい粒子で遠距離に噴霧することが可能です。

ULV噴霧機(空間処理)

ULV(Ultra Low Volume)の略称で、衛生害虫駆除に最も適した粒子径“5~20μm”での噴霧が可能です。
広範囲への濃厚少量噴霧を目的とし、短時間で、広範囲を処理するのに適しています。
電力を動力源とし、モーターブロアを搭載し、風圧を利用し薬剤を噴霧します。

煙霧機(空間処理)

フォグマシンを呼ばれ、油剤を加熱し、煙状に噴出します。現在では、エンジン式のタイプが主流です。

動力噴霧機(モーター式、エンジン式)

電力を動力源とする高圧タイプです。鉄砲ノズル、ピストルノズルを用いて薬液を遠距離に大量散布することを目的とします。
(シロアリ防除施工、樹木消毒などに用いられることが多いです。)