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トコジラミ(ナンキンムシ・南京虫)
生態と種類を知る

トコジラミの体長は成虫で5~8mm。カメムシの仲間。寝床回りに住み、夜行性で幼虫、成虫、オス・メスを問わず一生を通じて人やペットから吸血する。血を吸われると大変かゆく非常に不快。昼間はスキマに隠れており、回りには吸血による黒い糞をシミ状に点々と残す。
トコジラミのライフサイクル

- 生育期間
40日前後。
生育期間を通して吸血。 - 寿命
成虫で約1年。絶食状態でも数カ月生存。
黒い点々を部屋の隅に見つけたら、要注意。
昼間は畳やベッドのすき間、壁の隅っこなどせまい場所に潜んでいます。暗くなって皆が寝静まれば、人の血を吸いにうごめき出します。潜み場所は赤黒い血の混じった糞で点々と汚れているのが特徴。
カメムシの仲間なので、独特のニオイを出すことも!
旅行大好きトコジラミ
トコジラミには羽がなく、自分で長距離を移動することができませんが、旅行者の荷物にまぎれこんで世界を旅しています。日本ではいったんほとんどいなくなりましたが、海外からの旅行客の増加にともない、最近はとても増えています。
足もそれほど発達していないので、つるっとした面で歩いたり登ったりするのが苦手です。旅行先でトコジラミがいそうな部屋に泊まるときは、寝る時にスーツケースをバスルームに入れておくと、家に持ち帰らなくて済む、なんて裏技もあります。