パッケージの歴史
基本的なデザインを変えないことで、「金長の渦巻」のパッケージとして長く親しまれてきました。

明治23年頃
棒状蚊取線香(蚊取線香誕生時)
●長さ:20cm
●燃焼時間:40分

大正8年頃
蚊取線香
●長さ:58cm
●燃焼時間:6時間

大正11年頃
金鳥 かやいらず
(手巻き)
●燃焼時間:12時間

昭和16年頃
蚊取線香(手巻き)
●長さ:58cm
●燃焼時間:6時間

昭和30年頃
蚊取線香
●長さ:58cm
●燃焼時間:6時間

現在
蚊取線香
●長さ:75cm
●燃焼時間:7時間

海外向け
パッケージ

価格の移り変わり
蚊取り線香の価格

渦巻きがなくて苦労した大昔
蚊遣り火
「蚊遣り火」は煙をくゆらせて、蚊などの害虫を追い払う方法です。奈良時代の昔には、よもぎの葉やカヤの木を火にくべていました。「蚊遣り火」は、なるべく多くの煙を出すのがコツで、乾いた草木では、勢いよく燃えるので、水をかけながら、煙を多く出していました。燃やす材料や材質によっては、家の中に煙が立ち込めなければ、効果がないことも多く、蚊に刺されない代わりに大変な我慢をしいられていたようです。明治時代に入り、蚊取り線香が普及するにつれて、「蚊遣り火」は徐々に利用されなくなりましたが、大正初期までは、日本の各地で見られていたということです。
