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眼はよく見えないので、2本の触角を使って活動。
足は節のところから一対ずつ出ている。
ムカデの仲間たち
- トビズムカデ:
- 頭が赤っぽい。成長すると大きいものでは体長15cmにもなる。人がかまれる被害はこの種が最も多い。
- アオズムカデ:
- 頭が暗い青緑色。トビズムカデよりも小型で、大きいもので10cmほど。
夜になると、家の中に侵入!
日中は落ち葉の下やブロックのすき間などにじっと潜んでいます。夜行性なので、日が落ちるとこっそり活動を始め、エサとなる生きた虫を求めて家の中に侵入してきます。自分から人を襲うことはありませんが、うっかり触ると攻撃されてかまれることがあります。人によってはかまれたあと数日間腫れがひきません。
主に屋外で活動するので、屋内に棲みついたり繁殖したりする可能性は低いのですが、一時的にスリッパや靴の中、洗濯物のすき間などに潜んでいて、ふいにかまれることもあります。
動きの素早いハンター
ムカデの武器は足が変形した「毒アゴ」。獲物のニオイや近づく振動を感覚器で察知し、素早く飛びかかってしとめます。前の方の足で逃げないように巻き込み、毒アゴでかみついて殺してしまいます。

ムカデの毒は神経毒
ムカデにかまれたら直ちにアゴを引き離し、ムカデの頭を叩きつぶす。その後、かみ跡から毒をできるだけねばり強く時間をかけて絞り出すこと。水道の流水などに患部を浸しながら行えばさらに有効です。ムカデの毒は神経毒なので薬を塗っても、すぐに痛みが引くわけではありません。必要に応じて医者の診断を仰ぐことも大切です。

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