害虫コラム

ややこしい?タイの蚊・日本の蚊

タイ語で『蚊』は「ユン」。アクセントを違えて言うと「ややこしい」と言う意味になります。日本語でも蚊はややこしい存在で、そもそも、藪の中にいるのが「ヤブカ」、家の中にいるのが「イエカ」のはずなのに、ヤブカ(属)は、イエカ(亜科)だったりして混乱を招いています。

一般に「ヤブカ」とはヤブカ属のヒトスジシマカやトウゴウヤブカのことを差しますが、中にはアルミゲレス属のオオクロヤブカも含まれたりして、分類上もややこしい話になっています。 ちなみにタイのヤブカは、特徴である縞模様から「ユン ラーイ」(縞蚊)と呼ばれています。

また、模様のあるハマダラカは、他の吸血蚊が身を水平にして口を差し込むのに対し、カラダを45度にして尻を上げるポーズを取る特徴があり、タイ語では、『ユン ゴン プローン(煙突尻の蚊)』と言われています。