金鳥の蚊取線香が未来技術遺産に登録されました

重要科学技術史資料(未来技術遺産※)の登録制度とは

国立科学博物館では、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、重要科学技術史資料の登録制度を平成 20 年度より実施しております。

※未来技術遺産(愛称):過去の科学技術史資料のうち未来へ引き継ぐべき遺産として名づけた愛称。

ご参考サイト

登録内容詳細

  • 重要科学技術史資料 第00135号
  • 対象名:【世界初の除虫菊を含む蚊取線香】
    1. 棒状蚊取線香「金鳥香」
    2. 渦巻型蚊取線香「金鳥の渦巻」
    3. 渦巻型蚊取線香 試作木型
    4. 機械式 手巻き用線香押し出し機
    5. 蚊取線香戦前の海外向けポスター群
    6. 「除虫菊栽培書」「日本の除虫菊」
    7. 木製線香突き

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金鳥の創業者 上山英一郎は、除虫菊の栽培を広く奨励し普及につとめ、仏壇線香の製造技術を活かして世界初の蚊取り線香を1890(明治23)年に発明した。 蚊取り線香は世界中に輸出され、マラリア等 媒介する疾病の予防に大きく貢献し、人々の健康を増進し、現在でも広く用いられている。

これに代表されるように1世紀以上もの間、金鳥はエポックメーキングなさまざまな製品づくりを通じて、常に業界をリードしてきました。これに奢ることなく、今後も、金鳥ブランドに誇りを持ち、未来を見すえた新しい製品づくりに挑戦していきます。


  • images 棒状蚊取線香「金鳥香」 世界初の蚊取線香。
    長さ20cmで約40分燃焼、数本を同時に用いた。
  • images 木製線香突き 棒状蚊取線香を製造した押し出し機。
  • images 「除虫菊栽培書」「日本の除虫菊」 除虫菊栽培を奨励した手引書。
    日本の除虫菊生産が世界一になることに貢献した。
  • images 渦巻型蚊取線香「金鳥の渦巻」 世界初の渦巻型蚊取線香。長時間燃焼、さらにダブルコイル方式による搬送時の折れや輸送コストの低減が実現された。
  • images 機械式 手巻き用 線香押し出し機 蚊取線香の原料をうどん状に押し出す機械。押し出した原料を手巻きで渦巻状に加工した。
  • images 渦巻型蚊取線香 試作木型 渦巻型蚊取線香の試作段階の道具。しかし、大量生産には不向きの為、実生産の採用には至らなかった。
  • images 戦前の海外向けポスター 戦前に蚊取線香など除虫菊製品を世界中に輸出していた時のポスター。