基礎知識 4

衛生害虫の生態と駆除

ノミ

生態
ヒトノミは床下、畳下に発生し、成虫はオス、メスとも吸血します。イヌノミ、ネコノミも人に寄生します。寿命は約2~4ヶ月です。
駆除の要点
プロ用ハエ・カ駆除剤や金鳥スミスリン乳剤などを床下や畳の敷き合わせ目に散布します。

トコジラミ(ナンキンムシ)

生態
夜間活動性で、畳の間、床板のつぎ目、ベッドなどに潜み、幼・成虫とも吸血します。寿命は成虫で約1年。絶食状態でも数ヶ月生存します。
駆除の要点
金鳥エクスミン乳剤、金鳥スミスリン乳剤などの残留処理やコックローチPAによる噴霧処理が有効です。

イエダニ

生態
ネズミの巣や体に寄生し、巣で過剰にふえたり、ネズミが死ぬと人を襲い吸血します。寿命は約1~4ヶ月です。
駆除の要点
ネズミの駆除が先決ですが、金鳥エクスミン乳剤、金鳥スミスリン乳剤などの残留処理をしてください。ULV施用も有効です。

シラミ

生態
アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミなどの種類があります。頭髪につくアタマジラミは集団発生を起こし、コロモジラミは発疹チフスや回帰熱などの感染症を媒介することがあります。
駆除の要点
アタマジラミにはスミスリンパウダー、スミスリンシャンプーが有効です。頭髪に十分いきわたるようにすり込み、しばらく放置して洗い流します。2日おきに3〜4回繰り返し処理することが必要です。

ゴキブリ

生態
比較的温暖な地域に生息。近年は温暖化や住宅環境の変化、物流網の発達などにより、北へ生息域を拡大させている。赤痢や腸チフスなどの感染症を媒介する。
駆除の要点
速効性の高い金鳥エクスミン乳剤や金鳥スミスリン乳剤で処理してから、金鳥スミチオン乳剤で残留処理するのが効果的です。薬剤を散布しにくい場所では、ベイト剤による誘引殺虫もあります。

生態
産卵期のメスのみ吸血活動を行い、日本脳炎やデング熱などの感染症を媒介します。
駆除の要点
金鳥エクスミン乳剤や金鳥スミスリン乳剤で直接または残留処理を行います。屋内では、微量で高い効果があるULV施用も有効です。幼虫(ボウフラ)対策には、IGR剤(スミラブ粒剤)を用いて羽化を阻害します。

マダニ

生態
主に山の中、公園や庭などの草むらに生息。雄・雌ともに吸血します。SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスを媒介します。
駆除の要点
速効性の高い金鳥エクスミン乳剤や金鳥スミスリン乳剤で直接処理します。