その他害虫

生態と種類を知る

ツツガムシ

昔から“つつがなし”と言えば無事であることを表現したように、この語源となったツツガムシは、恐ろしい病気「つつが虫病」を引き起こす虫として有名。この虫はダニ類の一種で、幼ダニはもともと野ねずみなどに寄生するが、中には人の組織液を吸うものもいて、その際に、病気を伝染する。

アブ

人や家畜の血を吸うのはメスの成虫。血を吸われると大変痛く、後で血が流れるほどである。

クモ

ハエや蚊、ゴキブリなどの、家の中にいる害虫の天敵だが、見た目に不快感を与える。

タカラダ二

体長1~2mmの小さな赤い虫。ダニの仲間。
4~7月(主に5月)に、日当たりの良いコンクリートの上などをはいまわる。とても足が速い。人を刺したり、かんだりすることはないが、つぶれると赤いシミになり、洗濯物を汚すことがある。

シバンムシ

体長は成虫で2~3mm。体は楕円形をしていて、表面は硬い。麺、小麦粉、お菓子やペットフードなど幅広く食害し、畳やたばこを食害する種類もいる。
幼虫には人を刺すアリガタバチが寄生することがある。

アリガタバチ

「アリに似たハチ」という意味。メスの成虫が人を刺す。畳の上などで見られることがある。
シバンムシなどの幼虫に寄生するため、シバンムシが増えると、アリガタバチが増える。

チャタテムシ

体長1mmくらいで、羽がないものが多い。湿度の高い家の中などに発生し、ときおりダニと間違えられる。カビなどを食べて繁殖する。