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害虫コラム:その他

ピレスロイドの特長は?

大切な衣類を害虫から守ろう イラスト

除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花(子房)に含まれる天然殺虫成分をピレトリンと呼びます。ピレスロイドはピレトリンに似た化合物という意味です。有機リン剤など他の殺虫成分にはない、優れた特長があります

(1) 速効性であること

・ 微量でも害虫によく効き、速い効力を示します。例えば、キンチョールをハエに吹きかけるとすぐにノックダウンします。

(2) 忌避(イヤがって近づかない)効果があること

・ かとり線香や電池式かとりを使った場合、蚊を殺すだけでなく薬剤濃度の薄い場所では蚊が嫌って近付いて来ないという効果があります。

(3) 追い出し効果(フラッシングアウト)があること

・ 家具の後ろに隠れているゴキブリにゴキブリハンターなどを噴射すると明るいところに飛び出してきて死にます。

(4) 安全性が高い

・ ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。また、哺乳類・鳥類など恒温動物の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されてしまいます。

・ 動物の体内だけでなく自然界においても、光、空気、熱に触れると他の殺虫剤よりも分解しやすい性質があります。つまり、必要な時に必要な場所で効力を発揮して、その役目が終われば、すぐに分解されて消えていくという環境にも優しい殺虫剤です。

※こんなことには注意してね!

昆虫には殺虫効果を発揮するから、当然、カブトムシやスズムシにも効いてしまいます。また熱帯魚や金魚など魚類にも毒性が強いので、エアゾール殺虫剤やくん煙剤を使うときには、水槽にカバーをするか、部屋の外に出すなど、注意してください。

これが『ピレスロイド』だ!

明治19年「金鳥」初代社長、上山英一郎によってアメリカから日本に伝えられた除虫菊(シロバナムシヨケギク)。この除虫菊にふくまれる「ピレトリン」は、いろんな害虫に強い効きめを示します。この天然ピレトリンをもとにいろいろな特長をもつ「ピレスロイド」が誕生しました。
金鳥は、長年にわたるたゆまぬ研究努力によって、フラメトリン、プラレトリン、エムペントリン等数多くのピレスロイド、さらにピレスロイドと同様の特長を持つシラフルオフェンを研究開発し、それぞれもっとも適した殺虫剤、防虫剤として製品化しています。

『ピレスロイド』の仲間たち

成分名 主な特長
ピレトリン 速効性がある。
アレスリン ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
フタルスリン とくに速効性があり、ノックダウン効果が高い。
レスメトリン とくに致死効果が高い。
フラメトリン ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
フェノトリン とくに残効性、速効性がある。
ペルメトリン とくに残効性が高い。
エムペントリン 常温で揮散し、衣料害虫に有効。
プラレトリン ハエ、蚊に特効を示し、速効性がある。
イミプロトリン とくに速効性が高い。
トランスフルトリン 揮散性が比較的高く、殺虫効果もすぐれている。
シフルトリン 広範な害虫に卓越した効果がある。
プロフルトリン 常温で揮散し、衣料害虫に有効。
メトフルトリン 揮散性が比較的高く、殺虫効果もすぐれている。
モンフルオロトリン 速効性が高く、ノックダウン後の行動停止効果がある。
シラフルオフェン とくに残効性が高く、魚毒性が低い。

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