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ホーム ウルトラがいちゅう大百科 120年以上前から、渦巻きです。

害虫コラム:蚊

120年以上前から、渦巻きです。

蚊といえばかとり線香。かとり線香といえば、ぐるぐる渦巻きのカタチ。昔からこのカタチなの? 蚊を退治した歴史をひもといてみると、2000年以上も昔、エジプト・クレオパトラの時代に”蚊帳”(かや)を使っていたそうです。日本では、奈良時代に、よもぎの葉やカヤの葉を火にくべた、びっくりするくらいの煙がモクモクと出る”蚊遣り火”(かやび)で虫よけを・・・。その後、”蚊帳”(かや)も使うようになりました。 明治19年に、除虫菊がアメリカから伝わり、明治23年に棒状蚊取り線香が生まれました。この線香(約20cm)は仏壇線香のように細かったため、約40分くらいで燃えつきてしまうのと、運んでいる間に折れやすいという欠点が・・・そこで研究工夫の末、もっと長時間使えて効力を高めるものとして、明治28年(1895)「金鳥」初代社長・上山英一郎の夫人「ゆき」の発案で、渦巻き型が登場しました。そしていつしか、人が空を自由に舞い、宇宙にまで進出するようになった120年以上経った今、渦巻き型は、すっかり暮らしに欠かせないものとなりました。渦巻きは真っ直ぐにすると約75cmあり、人の寝ている時間にあわせて約7時間燃え続けることも、永く人々の生活に定着してきた理由のひとつと言えます。発売当時この渦巻きは、2巻きずつすべて、人の手によって巻かれていましたが、今では機械によって打ち抜かれています。誕生以来120年以上経ったこれからも、ますます愛用されていくことでしょう。

「金鳥の渦巻」はグッドデザイン・ロングライフデザイン賞〔経済産業省製造産業局長賞〕を受賞しました。この賞は、人々に愛され支持され続けた道具や機器を、明日の生活という視点から再評価され、表彰されたものです。

蚊取線香が未来技術遺産に登録されました

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